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東京から広島へ。1日20-25キロの行程を歩いているWALKの「巡礼日誌」です。
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尾道市妙窯寺→本郷の一宮神社  
 
このWALKに参加してはや一ヶ月。10月29日、豊橋でのサポートが始まりだった。そしてなぜか、いまだ、ここに居る。

キッチンからキッチンへの旅を続けて、地元サポーターとの交流を楽しんできたので、実際に歩いたのは今日で7日め。そのうち4日は半日のWALK。でも3日間は、心に残る素晴らしい歩きができた。

1度目は、アースフラッグを持って最後尾を歩いた。レインボーフラッグやアースフラッグの意味も知らないけれど、WALKERが横断歩道を渡る時なで、まるで「緑のおばさん」のように旗をかざしてみた。こんな風に使っていいんかなあ、と思ってたら、しんごが「アースフラッグはそうやって使うもんや」と教えてくれたので、その日は一日、最後尾にぴったりくっついて交通整理をやっていた。思えばサポーターとしてこのWALKに参加した理由は、祈りを捧げて歩く人たちを応援しよう、というところにあった。私自身、日常から信心深い訳ではないし、平和を願う気持ちはあっても平和のカタチをビジュアライズすることもたやすくは出来ず、自分なりの祈りが見つからない、と思いこんでいたので「鍋釜のお導き」によりWALKに残ることになり、実際に自分が歩く立場になった時、随分悩んでしまったりしたけど、「緑のおばさん」の一日は、歩きの中にも居場所があることを教えてくれた。

糸崎神社  

2度めは昼からの歩きで、ハルさんがセイクレッドランのスタッフを手渡してくれた時のこと。「スタッフはパイプと同じように我々を導いてくれる存在だ」という事は聞いていたけれど、私は何でも実体験をともなわないとぴんと来ない方なので、パイプへのリスペクトもたぶんこの日を迎えるまで足りなかっただろう。ランのスタッフには4枚の鷲の羽根がついている。思いをこめてスタッフに集中し、高くかかげながらサッサッと歩いてみる。すうと鷲の羽根は風を受けてはばたく。ころころと鈴の音を聞かせてくれたり、くるくると羽根をまわしてみたり、それをみてまたまたしんごが「けいちゃんに持ってもらってスタッフがうれしそうや」と言ってくれたのでうれしくなって、さらにスタッフに集中して歩いていると、時々スタッフがふわっと軽くなるのだ。飛んでいきそうに思える位。ほとんど最後尾に居たのに、スタッフを持つと自然に前へ前へと身体が押し出されていく。そして急に走りたくなった。スタッフをもっとはばたかせたくなったので。ハルさんに荷物を預けて、200メートルほど全力疾走。スタッフは力強くはばたき、私の手を引いていく。かなしいかな、私の身体が重すぎてそれ以上は・・・。パイプやスタッフへの意識がこの時から変わったのはもちろんです。

3度目が、今日の歩き。広島県に入って初めての歩き。自然に緊張感が高まり、胸がちょっとドキドキする。歩き始めて口をついて出てきたのは、私なりの浄化のマントラ。一歩一歩踏みしめるたび、集中が高まっていく。都合のよい時ばかり持ち出されるこのマントラは、この日も私にとって唯一の頼りとなった。疲れにより病気がちのWALKERのために、原爆によるたくさんの犠牲者のために、一歩、また一歩。平和への祈りの言葉はまだ見つからない。でも、今はこれでいいと思う。(白井桂子、けいちゃん)


  妙宣寺サークル


 
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