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東京から広島へ。1日20-25キロの行程を歩いているWALKの「巡礼日誌」です。
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レスト・デイ カトリック河原町教会 会館6F  
 
休憩日。嵐山の前に幅広の虹が出る。8時頃から12時頃まで、長いこと出ていた。奈良先生とトムさんのカナダのダム計画に反対するWALKの時の話を聞く。夜、満月が鴨川の上の空に浮かぶ。(塩田永)



ワンフロアの広い会議室を自由に使わせていただく。サポートも関西一円の多くの仲間がやってきて心強い。キッチンも充実している。オーガナイザーの岡野氏もここから加わる。
午後2時から奈良先生、エリザベス、トム、ハルが交流会で話す。トムが93年(?)に行ったダム建設反対のカナダのピースウォークで暴徒と対峙したときの生々しいビデオを30分ほど上映する。インディアンとスピリチュアリティー、大地との結びつきについて、たいへん深い話がきかれた。このようすは後ほどテープ起こしをしてまとめる予定。(島田)



戦争を知らない時代に私は生まれた。戦争を経験した父は、戦争の痛みを知っているだけに、私たち家族をいつでも守ってくれていた。何不自由なく育てられ、他の国で起こっている戦争はブラウン管の向こうの遠い現実でしゃなかった。自分の住んでいる日本のことでさえも無関心であった。無気力、無関心、無責任、いつのまにか私は、このうずの中でただひたすら「何か」の刺激を求め続けていったように思う。

そんな私を変えてくれるきっかけとなったのだ、ネイティヴ・アメリカンの一冊の詩集であった。これをきっかけに、少しずつ少しずつ、見えないベールで隠されていた現実の世界を知ることになる。

昨年、ありがたい御縁あって聖地ビッグマンテンに向けてWALKに参加することができた、母なる大地が泣いている!!自然と共存し、ささやかな暮らしをしながら聖地を守っているディネの人々の強制移住の期限がせまり、それに向けての祈りのWALKがはじまった。厳しい現実を見つめ、改めて居小間までの自分を恥じた。また、母なる大地の上にしっかりと足を踏みしめて立っている、ディネのエルダーの姿に深く感動した。いろいろな想いが私の頭を打った。

今、私の胸元にはたくさんの人の想いのこもった「灯」が入っている。WALK。またWALKがはじまった。「広島」に向けて。アメリカのブラックメサで私は掘り起こされる大地を見た。その掘り起こされたウランが「広島」をおそった。被爆した人の痛みや苦しみは、私には分からない。分かるはずがない。その私が今、仲間と共に歩いている。たくさんの人たちの命を奪った火とともに。「平和」って何だろう? 「祈り」って何だろう? 歌を歌いながら歩き、ふとあぜ道に咲く小さな花に目をやる。平和とか祈りっていうものは、こういうものなのかな・・・。言葉ではとうい言い表わせない。

今回私自身がこのWALKに参加するにあたってひとつはっきりとしていることがある。それは「歌」。「歌」は言霊、勇気、力、愛・・・すべてを含んでいる。私には、WALKと歌は二つで一つだ。平和を想うならば、まず我が身、我が心をクリアーにすることからはじめます。一歩一歩大地を踏みしめ、歌うことで自分を浄化し、その土地土地を浄化していけたらいいなと思う。ハルさんの歌はいい。ボブの歌もいい。力があり、愛があり、とても励まされる。私もこのWALKでたくさん歌い続けたいと思う。

広島までまだまだ道のりは遠い。先頭を歩くレインボーフラッグ(夢)を見ながら、痛みを感じながら、なおかつ気持ちよく歌いながら、WALKをしていきたい。「私はうた、私はここを歩く」私につながるすべての生きとし生けるものに感謝いたします。ありがとう。 (アキーニ)
 
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