| 4月17日(火)〜20日(金)
郡上八幡ベースキャンプ |
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04/17
(3日目)
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この日は朝起きたら、顔がはれぼったかった。寒かったせいかウォークが始まってから毎日あまりよく眠れなくて、この日も気だるい頭のままテントから出て、川原に出て川を見ると、きのうあった茶色のにごりが薄くなっていて、何となくほっとして気だるさも薄れていった。
ご飯を食べて荷物を分けて、さあ出発になってリュックを背おった時に、前の日にかついでいたカカムのリュックとのギャップに驚いた。どういう訳かくわしく覚えていないけど、出発するときには憲一さんと大ちゃんしかいなくて、さらに歩き出しの時には大ちゃんと二人になっていて、いい感じで出発した。
長良川ウォ−クに参加して、普段の毎日にはない色々な変化の中を歩いていると、感じることや、誰かと話す言葉がとても率直に自分の中にあって、いつも聞こえている川の音みたいに、自然に歩いていられることがとても楽しいのだけれど、この日も自然な変化が色々とあった。まず出発してすぐに先に行ったみんなとはぐれて、大ちゃんと二人で歩き出して、すぐに憲一さんと合流して、その後中ちゃんと合流してしばらく四人で歩いていたら、線路ぞいの赤い桜に呼ばれて見に行ったら、そこを走る電車の窓から手を振りながらせいかさんが現れて、合流してしばらく歩いた先で、はるか対岸を歩いていた、敬子さんと、マリちゃんと、長良ちゃんをせいかさんが見つけて合流した。そして、すぐに敬子ちゃんが太陽の上にかかっている虹をみつけてしばらく虹の話をして出発して、次ぎに休んだ場所で全員がそろって歩き出した。意図してではなく、ただはぐれてしまうのはよくないけど、それでも集まっていくものだと思った。
その後、長良ちゃんが帽子をなくして、それを探しに戻ったりしたけど、夕方までにはベース・キャンプに着いて、この日のウォ−クは終了した。 (前田 英次)
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04/18
(4日目)
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亀尾島川を歩く。新しい長いトンネルをぬけると、きれいな川に出会う。中国地方にはない山の地形に感動。高い山々が右と左にそびえて続き、その谷の底を悠々と流れている亀尾島川(きびしま川)。春の芽吹きの時で、花々が美しい。特に、小さなスミレ達の色の違いや葉っぱの形の違いに、気をひかれる。川の流れのいきおいに、日常を忘れて、一瞬、空の時を得る。
淵を見つけて、白井さんからあずかった竹炭だんごをなげ入れる。祈りを込めて。地球の平和を願う。日常の生活で何が大事で、何が無駄かを自然を歩きながら思う。皆さん有難う御座いました。 (藤田 敏子)
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04/19
(5日目)
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朝起きると、燦々と照る日が昇り、静かな郡上八幡での二日目の朝が始まった。川のせせらぎを聞きながら、川に向かって座る。 朝食は玄米餅。ゆっくり、フカフカ、ぽっちゃりと、炭火で焼く。 明宝村に住む、水中写真家の田口さんの案内で、長良川水系の吉田川の源流のみぞれ川を、沢づたいに登る事になった。コケの緑や土色などの、ふくよかなやさしい文様を着飾った、大きな岩小さな岩を、ピョンピョント飛び越え、木の枝を乗り越え、皆、必死になって、軽快に沢を登る田口さんに付いて行った。
小さなみぞれ川は、イワナが住む。烏帽子岳からそそがれる雪解け水は、水本来の持つ、おいしい味を感じた。豊かな森には、カラマツ、トチ、カツラ、ブナ、ホウの木、スギ、クロモジ、ドウダンツツジ、ヤナギ、トサミズキ、まだまだ多くの木々が生え、木々と川と岩ごけから成る世界で、ひと時の貴重な時を過ごした。ルリタテハ、クジャクチョウ、テングチョウ、ヒオドシチョウ、ルリシジミ、ツマキチョウ、スジグロシロチョウなどのちょうちょ達に歓迎されて、僕達の心は静かに、この大自然に溶け込む。皆が、幸せを感じ、揺るぎ無い喜びは、心にゆとりを与え、安心を得られるのだと感じた。
藤田さんが広島の方にかえるという事で下界に戻ることになった。 八幡の川辺に着くと、テントが突風でひくリ返っていた。久しぶりに気温が上がり、山の冷気がびっくりして、川伝いに逃げてきた時にひっかけたらしい。しばらくすると、”サツキマスが蘇る日”の著者の横山さんが見えた。川という自然界と川原という人間界のはざ間で過ごす、午後の昼間に、みんなで川と親しみ守る、という愛により、心地のよい空間を創り出し、とてものんびりする事が出来た。昼食のうどんもおいしかった。夕食も、レンコンキンピラと、切干大根と玄米チャ−ハンとワカメスープにこの地特産の明宝ハムにカレー少々で満足した。
岐阜県板取村より、水を守る会の長屋さんら4名、郡上八幡からは三輪さん、関市からは長尾さんら6名が大釜倶楽部という板取川の沢登りを年に3〜4回されていて、板取川上流に三つのダムを作る事に対して、板取川の自然のすばらしさを、知ってもらおうとしている。知多半島より農業をやりつつ竹炭を作られてる伊藤さんによると、知多半島は、長良川河口堰で止められた水を、市民に知らぬ間に、飲み水を、木曽川の水から河口堰の水に変えられていたそうだ。堰の水は、ヘドロの汚れでおいしくない。小中学校では、直接飲まないように指導しているという話もしていただき、水の繋がりの危うさをとっても感じた。無理に、強引に繋ぐ水は、やはり無理があると感じずにはいられない。
今夜のティピーの中での集いは、河原で自由になっていた人々の魂を一つにした。その熱は、河口堰を揺さぶる。遅れて、宮下ジミ−さんが見え、河口堰というのは、世の人々の一つの集合意識の集まりにより、異様な物体のあらわれただとおっしゃり、確かにこの堰は、バブル期に作られ、いかにお金儲けをするか?という、ひとびとのイメージの現れで、自分もその流れの中で楽しみ、親しんでいた、バビロンが、自分の中にしっかりと根をおろし住みついていたのを認識した。自分というものが、もとは、愛の暖かいつながりの一部であったのに、欲と言うものにより、自分たちで崩し楽しんでいた事が確かで、今、ピース・ウォ−ク、心の火、長良ウォ−クと、再び、つなぎ合わされてきた。今夜ティピーの中で集まった面々それぞれのルーツを見ると、本当に、宇宙のなぞを見るような感じです。 (カトケン)
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04/20
(6日目)
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晴れ 歩く人:10名
郡上八幡での滞在も今日まで。2日間のブランチウォークも、改めて長良川支流の美しさすばらしさを再確認させられるものだった。 亀尾島川、みすず川ともかけがえのない財産だ。
谷が深くて人が少ない所がダムにねらわれるという、この構造がよく見えてきた。
今朝もいい天気。この5日間ほど晴天が続いていて、いうことなし。 ゆっくりと支度をして10時ちょっと前に出発。 みつるくん、水津っちゃん、カトちゃん、中ちゃん、ながら、えいじ、ボブ、セイカさん、僕の9人でベースキヤンプを、あとにする。
2日前の亀尾島川へいったときと同じ道を途中までたどり、長良川本流右岸を下っていく。 車の通りもほとんどないし、天気も上々、実にゆったりとした気分で歩いていけた。
皆の足もそろそろできあがってきたようで快調なペースで歩く。 セイカさんはこまめに山菜を摘み積み、最後尾を歩いている。 昨日キャンプ地で話をしてくれた横山さんがOUTDOOR誌にのせる写真撮影のため、前になり後ろになり、車で追ってくる。
それにしてもいい天気。 途中の河原に下りて昼食。 皆きのうは寝るのが遅かったから、2時間近くも昼寝してしまった。 しかし、おかげですっきり、頭がちょっとボーッとするけど、、、。
暑いのでやたらとのどがかわく。 水の補給場所がなくて、水、水、水、、、と水をもとめてキョロキョロしながら歩く。 毎回よっているという駄菓子や産で、皆アイスクリームを買って道端で食う。
陽射しが強くて夏のようだ。 長良川はとうとうと流れている。 対岸には国道が走っていて、車が多いが、こっちはのんびりしたもの。 野の花をながめつつ、しかし快調な速度で歩く。
桜もすっかりはなをおとして、葉桜になっているし、南下するにしたがい、山菜もイタドリやユキノシタ、ミツバ、ノビルくらいしかなくなってきた。
水があるかと思って寄ったお堂にも、裏に流れている出所不明の水しかなくて、みつるくんが100m程先の水道から水をくんできてくれる。 しかし、カルキがはいったものだったので、誰も手を出さない。
昨日まで山水の最高のものばかりのんでいたから口がこえてきているねえ。 それにしても水は大事だ。 体はもとより、精神的にも相当影響があるに違いない。
そこから1kmほどいくと、もう今日のキャンプ地についてしまった。 美並村のはずれの河原で、テントを張り流木を集め、水をくみに行って、ほんとにのんびりしながら、この日記を書いてjいる。
今日もおだやかなすばらしい日でした。 ありがとう、感謝します。 今晩はスパゲティーだそうです。川の音を聞きながら今夜もねむれる。 すばらしい仲間と、環境。
歩きのリズムを体が思い出してきたようで、心地よい足の疲れとともに、ねむれそうです。
ベースキャンプの撤去と後かたずけに残ってくれた皆んな、皆んな歩きたい気持ちは同じなのに、裏方に徹してくれていて、ありがとう。 皆んなを代表して僕たち9人は歩かせてもらっていることをけっして忘れません。
皆んなの分も、川を見つめて、祈りつつ、ゆっくりと川を下っていきます。 ほんとにほんとに、ありがとう。 感謝します。
(青木) |
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